実際に転職してみて感じたこと。

昨年末をもって新卒で入社した会社を辞め、転職しました。

なんだかんだと終身雇用で定年まで勤めるのかと思ってきた自分のキャリアでしたが、実際に過ぎてみればあっさりしたもので、次また条件の良い話があれば、もう一回ぐらい転職してみるのも良いかな、と思うくらいになりました。

今、転職すべきか悩んでいる人の参考になればと思い、その辺りの話を書いてみたいと思います。

まず私の経験で、転職にあたって一番大変だったことは、「腹を括ること」でした。

なんとなく転職しようかな、と思って転職支援サービスに登録して、定期的に求人情報を眺めるものの、実際に応募すると言うステップに進むまでにまず長い時間を要しました。

転職支援サービスはどこも無料で登録ができ、求人情報を検索して眺めるだけなら敷居がとても低く、なんとなく「転職活動してる感」が得られます。

しかし、そこから、実際に転職エージェントの面談を受けたり、実際に職務経歴書を真面目に作成して企業に応募したりするとなると、一気にハードルが上がり、仕事をしながらの活動だと余計に敷居が高く感じる部分がありました。

カジュアルにジョブホッピングできる転職の達人みたいな方からすると、そんなにシリアスに考えなくて良いんだよ、といってくれそうな気もしますが、「継続は力なり」を叩き込まれて育った私からすると、踏ん切りがつけられず、口だけの時期が2年ほど。その後、子どもの学齢期というデッドラインにも迫られつつ、ようやく動けた感じでした。

気軽に動けなかった理由はいくつかありますが、一番はやはり「不安」だったように思います。

私自身、どこに行ってもそれなりにやっていける自信はありましたが、それでも未知の新しい環境に飛び込むには勇気が入りますし不安にもなります。独身や共働きなら少しは肩は軽くなりますが、専業主婦と子供2人を背負っていると、責任が重くなります。

次は、何かと多い手続きのめんどくささ、が心理的な足枷でした。ただ引っ越すだけでも山のように手続きがあるのに、職場まで変えたらそれはもう面倒な手続き、書類の山になるのでは、という心配がありました。

最後は今の職場でお世話になっている人たちへの申し訳なさ。結局最後の最後開いてもらった送別会の時に、これがデカかったんだと気づきましたが、辞めようと腹を括る段階では、理屈で片付けました。

結論を言えば、終わってみればどれも今の生活を得るためであれば取るに足らない心配や手間だったと思えます。

だからあなたも一歩踏み出したい気持ちがあるなら、躊躇わずに進んで欲しいです。

よく考えて考えた結果、Stayすることが答えであれば、それも良い。

私は、転職という素晴らしい選択をすることができた当時の自分を高く評価しています。スーパーファインプレーだと思っています。

基本、自分で何かを決断するというのが得意でない人間でありながら、振り返ると、大学進学、結婚、就職、転職、とある意味人生の節目においては自分の想いに従った決断をできていると思います。

実際には、「選択が問題ではなく、選んだ後の行動がその時の選択がどうだったのか”後付けで”決めている」というのがミソですよ。というのが、今日一番大事なポイントだったかなと思います。

また機会があればその辺の考えを書いてみたいと思います。今日はこの辺で。

今日も良い一日を!

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