この記事を読んでわかること
- エンジニアとして成長するために駐在員を目指すと良い理由。
- 駐在員として得られる経験とスキル
- エンジニアとして駐在員に選ばれるために入社1年目から取り組むべきこと
いつか海外で働いてみたいけど、自分には無理だ。。
海外駐在してみたいけど、あれは一握りのエリート社員だけが歩む道だよね。。
興味はあるけど、何をすればその道に近づくのかわからない。
別に海外で働くことに興味はないけれども、エンジニアとして成長したいとは思っている。
そんな思いを持ってエンジニアとして働く方に、新卒入社5年目、27歳にして海外駐在員のポストを手にした僕が、エンジニアが駐在員を目指すべき理由をお伝えします。
視野を広げ、志を高く持つようになる
世界の技術進歩発展のスピードはますます加速しています。
あらゆる業界において、国内だけでなく、海外の競合と戦っていかなければ生き延びて行けない時代です。
日本のマーケットを相手にそこそこやっていければいい、なんて思っている企業は、「昔は良かった」何て言いながら衰退の一歩を歩むしかありません。
逆に日本にいながらも、世界のマーケットを睨み、視野を広げて打って出ることのできる企業は、例え日本が少子化によりマーケットが縮小したとしても、業績を伸ばして企業活動を継続することができるでしょう。
これは、その企業で働く私たち一人ひとりにも当てはまることだと思っています。
視野が狭く、志の低いエンジニアは、会社が潰れない限りはクビにされることこそないにしても、上司に言われるがままの会社人生を歩むより他なくなります。
僕の目指す人生は、自由な人生です。
自分で自分の人生の主導権を握ることが、自由な人生を生きるために必要です。
客観的なキャリアと絶対的な経験・自信がつく
グローバル化が進んだ現代でも、やはり海外駐在経験のある社会人と言えばまだまだ希少価値の高い存在です。
職務履歴上にも客観的な事実として書くことのできる自身のキャリアの1ページを築くことができます。
また、海外のビジネス文化に触れ、圧倒的なスピードに揉まれることで、スキルと経験が磨かれます。
その経験をベースにした根拠ある自信が付きます。
最前線に立って仕事をするということには、国内で限られた環境の中で得られることのできない経験を積むことができますので、特に若いエンジニアの方は駐在員として海外で働くことを目指してほしいと思います。
お金、貯まります。
「1回の駐在で家が1軒立つ」なんてのは昔の話。。。
これは残念ながら事実です。
業界、職種にもよるかと思いますが、私のケースでは、家が立つほどのお金は貯まりませんでした。
ただし、日本で働くのと比較して多少のインセンティブは与えられ、4年半の駐在前後で比較すると自身の資産は、結果的に2,500万円ほど増えました。
田舎の方であれば、なんとか立つかもしれないですね。
赴任先次第では、現地での生活はハードなものになるケースもありますが、その分給与面での待遇はそれなりのものが与えられるのが駐在員です。
キャリアと経験とお金を手に、帰任後も出世コースが見えるでしょう。
駐在員として得られる経験とスキル
では、具体的にどういった経験とスキルが得られたのか?僕の4年半の経験をもとに紹介します。
- 海外のビジネス文化、ビジネスマナー
- 生まれ育った環境・文化の異なる相手とのコミュニケーション能力
- 最先端の技術動向に対するアンテナ・感度
- 顧客と自社の利益を共に追求・両立させるための折衝力・バランス感覚
- 異なる環境で生き抜くハングリーさ・図太さ
エンジニアとして駐在員に選ばれるために入社1年目から取り組むべきこと
スキル・能力を3つ掛け合わせると、組織の中でその分野に対して突出した存在になれます。
これは駐在員を目指している場合に限らずですが、覚えておきましょう。
エンジニアとして、駐在を目指すには、駐在員に求められるスキルをいくつか挙げて、その中から優先順位が高いと思われる項目と自身の強みを考慮して、磨いていきます。
僕の場合は、「技術力x英語力x折衝力」を買われて、比較的若い年齢で駐在員のポストを与えられたと思います。
① エンジニアですので、技術力はマストですが、広く・浅く、でもなるべく一つ一つを深く、ということを意識しました。
② 英語力は、上司がその上司にも客観的に示しやすいTOEICのスコアを上げる+ある程度のビジネス会話ができることを周囲が認識できるレベルまで磨く、ことを意識しました。
③ 3つ目のスキルは、自身の会社の駐在員に求められることと自分の強みを考慮して決めましょう。
例えば、新規顧客開拓が駐在員のメインのミッションであれば、フットワークの軽さ、行動力、積極性などが適性を判断する際に重視されるでしょう。
もしくは、現地での顧客サポートがメインミッションであれば、客対スキル、コミュニケーション力、顧客要求を正確に理解して日本側に展開するスキル、などが重視されるかもしれません。
前任者等のケースを聞きながら、どういったスキルが求められるかを把握しましょう。
もう1つ重要なのは、過去の前任者がどの部署から出向しているかを確認し、その部署に配属されるように動くことです。
前述の通り、あなたが突出して駐在員に最適な人材になったとすれば、向こうから話はやってくることでしょう。
しかし、少しでも早く切符を手にしたいということであれば、少しでも短い列を並んだほうが良いでしょう。
前任者の帰任話が出た際に一番の候補となれるよう、その前任者の帰任先部署に所属していることが理想です。
まとめ
駐在員になると・・・
- 視野が広がり、志をより高く持つようになる
- 客観的なキャリアと絶対的な自信がつく上、お金も貯まる
- 日本で働いている中では身に付けられないスキルが身につく
もし今勤めている会社でポストがあるのであれば、ぜひ目指すことをお勧めします。
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